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ヴァーリ (オーディンの息子) : ウィキペディア日本語版 | ヴァーリ (オーディンの息子)
ヴァーリ(ヴァリとも)(Vali、Váli)は、北欧神話に登場する司法神の一人。 == 『エッダ』 == 『古エッダ』の『巫女の予言』〔『エッダ 古代北欧歌謡集』12頁。〕および『バルドルの夢』〔『エッダ 古代北欧歌謡集』200頁。〕によると、バルドルがロキにだまされたヘズ(ホズとも)に殺された後、父オーディンは巨人の女〔ロキとの間に魔物を産んだアングルボザであろう。〕の予言に従って、復讐者となる息子ヴァーリを女性リンドに産ませた。ヴァーリは一夜にして成人し、腹違いの兄であるヘズを殺した。 『ヴァフスルーズニルの言葉』〔『エッダ 古代北欧歌謡集』49頁。〕および『スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』〔『エッダ 古代北欧歌謡集』279-280頁。〕によれば、ヴィーザルとともにラグナロクを生き延びるとされる。伝承では、再生したバルドルとヘズとも出会うといわれている。 なお『詩語法』ではヴァーリを表すケニングとして、「オーディンとリンドの子」、「バルドルの復讐者のアース」、「ホズの敵で殺し手」などを紹介している〔 谷口幸男「スノリ『エッダ』「詩語法」訳注」『広島大学文学部紀要』第43巻No.特輯号3、1983年、23頁。〕。
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